初夏を代表する食材「そら豆」。
5月から6月の間、スーパーでも見かける旬の野菜ですね。
イタリアでもよく食べられていて、5月1日は、祝日でローマ地方を中心に「そら豆を食べる日」とする伝統的な風習があるのです。古代ローマ時代から伝わっているのだそう。
そら豆とチーズがとってもあいます。白ワインも進みます。
ローマを代表するチーズと言えば、羊のミルクから造られる「ペコリーノ・ロマー」というチーズですが、今回は、パルミジャーノを使って作ります。サラダ仕立てなので、とっても簡単♪
(調理時間:15分以下)*下茹での時間は含まず
- パスタ(コンキリエ)……1本
- 空豆……10さや
- パプリカ(黄)……1/2本
- エキストラ・バージン・オリーブオイル........100ml
- パルミジャーノ・レッジャーノ……80g
- ニンニク……1/2(すりおろし)
- 塩……少々(パスタゆでる塩は別途)
- ブラックペッパー……少々
- ピンクペッパー……少々
作り方
- 【1】コンキリエを茹でる。(茹で時間は後で火入れしないので表示時間に合わせて茹でます)
* お湯・・・・2人前で2リットル。
塩・・・・・・2リットルに対して、大さじ1と1/4 (約20g) 10%の塩分濃度
- 材料の下準備
【2】空豆をさやから出して、茹でる。
(茹でる水に対して2%の塩を入れたお湯で、2分半〜3分ほど茹でる。 )
*茹でる前に、皮にさやから出したら、黒い部分の反対側に浅く2cmほどの切り込みを入れておくと取りやすくなります。
- 【3】パプリカは、縦に1㎝幅でスライスしたあと、3㎝ほどに切り分ける。
- 【4】茹で上がった空豆は、皮から取り出し、③のパプリカと一緒にボールに入れる。
- 【5】④に茹で上がったコンキリエを入れ、すりおろしたニンニク、塩、胡椒、オリーブオイルと、パルミジャーノを削り加え全体をあえで出来上がりです。
レシピ
監修者
吉田 順子(よしだ じゅんこ)
日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
食べることが大好きなことから、料理教室に7年間通い続けている。明治屋クッキングスクールでは、和食・洋食・中華・菓子の基本コースをマスター。食事の際のお酒の楽しみ方とマリアージュに感動したことから、ワインを学び始める。フードアナリストの資格も保有し、時々フード媒体でライティングを担当。美しいものが好き。ワインもそのひとつ。お料理とお酒の楽しみ方、マリアージュを追求し、日々のご家庭での食卓が楽しく、美しくなるよう、様々な角度から提案をしていきます。
【その他保有資格】
JSA SAKE Diploma、唎酒師、オリーブオイル ジュニアソムリエ、フードアナリスト、日本プリザーブドアーティスト協会 認定講師
マリアージュ
ワンポイント
ロングパスタではなく、空豆と同じくらいの大きさのパスタ、コンキリエ(貝殻という意味です)を使い、ソースと絡みやすく、スプーンやフォークで食べやすくしました。
ブラック・ペッパーもしっかり利かせ、ワインに最適なおつまみになります♪
チーズは「パルミジャーノ・レッジャーノ」を使用しましたが、なければ粉状になっている「パルメザン」でもOKです。
空豆のほっくりとした食感、コク。鼻に抜ける爽快な青い香り。心地よい苦みの余韻。
空豆が持っている、爽快な香りや、こっくりとするテクスチャ(食感)を活かし、同調するワインを持ってくると
おいしさがさらに引き立つと思います。
選んだワインの酸味が強く感じるようでしたら、このパスタにレモンを絞っていただくといいですよ♪
*注*生にんにくを入れすぎると、翌日までにんにくに支配されますので、お気をつけくださいね♡
2021.6.24公開