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お酒のあれこれ

34 甘口の白だけじゃない!ドイツワインの豊かなバリエーションを知って楽しもう(2025.10.4)

ヨーロッパでも有数のワイン産地として知られるドイツ。
甘口白ワインの楽園と呼ばれるドイツですが、近年は辛口タイプや赤ワインのレベルが急激に向上しています。
気候変動の影響を受けて、ヨーロッパの北部でもワインが造られるようになった近年。ドイツはその先達として、高品質のワインを生産しています。

この記事では、ドイツワインの特徴と魅力について解説します。

ドイツワインはここに注目!

①甘口の白ワインで有名

②赤ワインの品質が急上昇中

③2026年から適用される格付け制度でグレーディングがより詳細に

④ドイツの辛口リースリングは和食と好相性


ドイツワインの歴史を知ろう!転換点はいつ?

ドイツのワイン造りの歴史はどのように始まり、どのように発展したのでしょうか。 わかりやすく解説します。

1世紀から始まるドイツワインの歴史

ドイツにおけるワインの歴史は、西暦1世紀ごろ、古代ローマ人が、当時はゲルマニアと呼ばれたドイツ地方を征服したころに始まります。

「すべての道はローマに通ず」といわれるほど、ローマ人は征服した土地にインフラを整備するのに熱心でした。実はブドウの栽培やワイン造りも、インフラ整備と同じように、帝国各地に広がっていったのです。

現在のドイツのあたりは、古代ローマの本拠地があったイタリア半島に比べると冷涼な気候です。そのためローマ人たちは、ライン川やモーゼル川沿いの日当たりのよい土地を選び、ブドウを植えたといわれています。

その伝統が、現在まで続いています。

修道院が重要な役割を果たした中世

ローマ帝国が崩壊して以降、8世紀ごろからワイン造りの歴史を担ったのが、各地にある修道院です。キリスト教の世界では、「イエス・キリストの血」の象徴であったワインは神聖な飲み物。フランク王国のカール大帝がワイン造りを奨励したこともあり、修道院で栽培や醸造の技術が向上していきました。

中世の人びとの識字率は高くなかったのですが、修道士たちは読み書きができます。知識を次の世代に伝えることも可能でした。「祈り、働け」をモットーとしたベネディクトゥス修道会を中心に、修道士たちのワイン造りが盛んになっていきます。

15世紀に登場したリースリング

ドイツワインの代表格ともいうべきリースリングの登場は、15世紀といわれています。 1435年の古文書に初めて名前が登場するリースリングは、16世紀以降、ライン川やモーゼル川流域、ヴォルムスなどに栽培が普及していきました。

リースリングは、寒冷な気候のドイツでも長期熟成が可能な品種として評価が上がり、18世紀から19世紀にはヨーロッパ全土で需要が高まりました。

貴腐ワインの登場と甘口ワイン黄金期

18世紀後半から、ドイツで作られる甘口のワインと貴腐ワインが黄金期を迎えます。

甘口ワインは、ラインガウ、モーゼル、プファルツ産が大人気に。
また18世紀の終わりに貴腐菌(果皮が薄い白ブドウの表面に発生する菌)が普及し始め、極甘口のワインも人気を博すようになりました。

糖度の格付けで最高レベルの「トロッケンベーレンアウスレーゼ」は、フランスのソーテルヌ、ハンガリーのトカイと並ぶ、世界三大貴腐ワインのひとつになっています。

辛口タイプとテロワール重視の21世紀

19世紀から20世紀にかけて、ヨーロッパ全土を襲ったフィロキセラ被害を乗り越えたドイツのワイン。しかし、1970年代からは甘口ワインの大衆化が進み、国際的な評価が低下してしまいました。

1990年以降、伝統的かつ高品質なワイン造りへの回帰が始まり、同時に小規模の生産者が辛口ワインに注目するようになります。プレミアムなワインを目指した結果、上級の辛口ワインが数多く誕生し、ブルゴーニュに匹敵するような高品質の赤ワインも登場するようになりました。

2021年の法改正によって、糖度重視ではなく、テロワールを基準としたワインの格付けシステムが誕生。この格付けは、2026年から施行されます。

これが契機となり、今後も品質の高いワインの生産が予想されています。

赤ワインの品質向上は現在進行中

ドイツ最南端のバーデンやヴュルテムベルク、アールでは、昔から赤ワインが生産されてきました。とくにドルンフェルダーという品種を使った赤ワインは、コスパがよいため国内外で人気があります。

近年の温暖化で、フランスのピノノワールに該当する「シュペートブルグンダー」を使った赤ワインの生産が急増。なかには、ブルゴーニュの赤ワインに匹敵する高品質のタイプも誕生しています。

2026年のヴィンテージから開始!ドイツの格付け方法を知ろう

ドイツの格付け方法は、2026年から大きく変わります。
2021年に発布された新令が、2026年のヴィンテージから適用される予定です。

ドイツのワインを知るための格付けの変遷を解説します。

従来の格付けは甘さ重視!

フランスの格付けは、畑や地域をベースに基準が設けられています。 一方のドイツは、「甘いワイン=高級」というイメージが強く、糖度を基準に格付けがされてきました。

1971年に制定されたプレディカーツヴァインという制度では、糖度によって6つに細分化されてきました。

下から順に

カビネット
シュペトレーゼ
アウスレーゼ
ベーレンアウスレーゼ
トロッケンベーレンアウスレーゼ
アイスワイン

というグレーディング。
「ベーレンアウスレーゼ」から「アイスワイン」のグレードでは、希少性が高く高額なワインが多くなります。
とくに最高峰の「アイスワイン」は、ドイツの奇跡と呼ばれる超高級品。氷点下7℃以下の寒気で凍結した樹上のブドウを原料としていて、高度の濃縮度は「至高の白ワイン」と呼ばれることもあります。

また辛口ワインも、残糖量を基準に分類されてきました。

トロッケン(辛口)
ハルプトロッケン(半辛口)
リープリッヒ(中辛口)

2000年に生まれた辛口ワインのための格付け制度

辛口のワインが認められ始めた2000年、糖度ではなく、辛口ワインの品質を基準にした制度も生まれました。

それが「クラシック」と「セレクション」。
「クラシック」は、ドイツの伝統的な品種のブドウを材料にして、品質基準をクリアしたワインに認証が許されます。この認証は、高級辛口ワインの証。

さらにその上には「セレクション」という格付けがあります。
産地ごとの伝統的な品種であること、単一の畑で作られたブドウを原料とすることが条件。手摘みであることや醸造方法にも、厳しい条件が設けられています。

「セレクション」の認証を持つワインは、「最上級の辛口ワイン」と同義語といえるでしょう。

2026年から適用される新格付け制度

甘口ワインの国という印象が強いドイツですが、VDP(ドイツ高級ワイン生産者連盟)は世界の潮流を考慮し、格付け制度を一新することになりました。
格付けの基準を「糖度」から「地理的呼称」へと変えることに。

グレーディングは下から

Deutscher Wein(テーブルワイン)
g.g.A(EUのIGPに該当)
g.U(原産地呼称保護ワインに該当)

に分けられます。

「g.U」、つまり原産地呼称保護ワインはさらに、以下のように分類化。

Anbaugebiet(地域/州レベル)
Region(地区レベル)
Village(村レベル)
Vineyard(特定畑レベル)

「Vineyard(特定畑レベル)」は、次の2つが設けられます。

Erstes Gewächs(エアステス・ゲヴェクス)→フランスのプレミアクリュに相当
Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェクス)→フランスのグランクリュに相当

新法の施行でドイツのワインはどう変わるのか。
新たな発展が楽しみですね。

ドイツワインの主要な生産地

ドイツのワインは、主にどこで生産されているのでしょうか。
主な生産地を、それぞれの特徴とともに解説します。

ドイツの気候と風土

北緯50度前後の範囲に広がるドイツは、ワイン造りの土地としては北に属します。そのためドイツのブドウ畑の多くは、川沿いにあり、日光が効率よく届く斜面を利用しています。川の水面に日光が反射することで、より温度が上昇するのも特徴です。

ブドウ畑が川沿いにあることのメリットは、ほかにもあります。
川の周辺は気温の変化が緩やかなため、急激な冷え込みによる被害を回避できます。また秋から冬にかけて川から発生する霧は、ブドウの実を守り、ゆっくりと成熟していくための一助にもなっています。
寒いドイツでブドウを栽培するための智慧が、川沿いの畑から伺えます。

ドイツのブドウ畑の土壌はさまざまですが、いずれも寒冷な気候に合わせて、熱を蓄える性質を持っています。日光の熱を効率よく蓄える粘板岩や火山性土壌など、銘醸地の土壌は寒さに対応できるのが特徴です。

ドイツワインの主要な生産地

ドイツワインの主な生産地について、特徴とともに解説します。

【モーゼル】
ドイツワインの中でも、世界的に知名度が高いリースリングの銘醸地がモーゼルです。モーゼル川はライン川の支流で、フランス北東部のボージュ山脈が水源。モーゼル川、ルーヴァ―川、ザール川という、3つの川の流域を総称してモーゼルと呼んでいます。

ドイツワインの代名詞ともいうべきリースリングが主体で、ミュラートゥルガウやエルブリングが栽培されています。上流から下流まで、各地域の特徴は異なりますが、とくにモーゼルらしいフルーティーなワインの生産は、中流地域を中心とした区域です。

モーゼルの地形的な特徴は、川を望む急峻な斜面。手作業が多いため、モーゼル産のワインは価格が高くなる傾向があります。土壌は「シーファー」と呼ばれる粘板岩で、太陽熱を吸収しやすい性質を持っています。

もともと冷涼な気候のモーゼルですが、近年の温暖化によってブドウに十分な糖が含まれるようになり、上質な辛口ワインの生産が可能に。きわめて繊細でエレガントな辛口の白ワインが、多数生まれています。
ドイツワインのなかでもバランスのよさで知られ、フローラルなアロマが愛されています。

【ラインガウ】
モーゼルの東側に位置するラインガウ。ライン川沿いは急斜面、マイン川沿いは緩やかな斜面にブドウ畑が広がります。南向きに広がるブドウ畑が多く、日照量を確保できるのがラインガウの特徴。栽培面積の大半はリースリングですが、シュペートブルグンダーなどの赤ワインも生産されています。土壌は粘板岩や珪岩で、保温作用がありミネラルを豊富に含んでいます。

ラインガウで生産される辛口白ワインは、鮮烈でフルーティー。力強さもあり、充分なミネラル感も感じられます。モーゼルの白ワインに比べると大人の味といわれ、高貴な味わいと称賛されることも。

赤ワインのシュペートブルグンダーはブルゴーニュスタイルで生産され、アルコール度は控えめ。繊細で軽やかな風味です。

【ナーエ】
ドイツの西部に位置するナーエは、モーゼルとラインヘッセンに挟まれた小さなエリアです。名前の由来となったナーエ川は、ライン川の支流。川の流域にある段々畑に、ブドウ畑が広がります。小さい面積ながら、気候や土壌の多様性が独特の味わいを生み出しています。リースリングを中心に、白ワインのミュラートゥルガウや、赤ワインのドルンフェルダーなどの栽培が盛んです。

土壌は粘板岩のほか、火山岩や黄土などバリエーションが豊か。緩やかな丘陵地帯は日照時間が多く、ブドウはゆっくりと成熟します。

ナーエで評判の高い辛口の白ワインは、きれいな酸味とフルーティーな香りが魅力。モーゼルの品格、ラインガウの力強さが、バランスよく凝縮したワインが生産されています。

【ラインヘッセン】
ラインヘッセンは、ドイツ最大のワインの生産地。白ワインはリースリング、ミュラートゥルガウ、シルヴァーナー、赤はドルンフェルダーが栽培されています。

ラインヘッセン付近はとにかく土壌が豊か。火山岩、堆積岩、石灰岩などが多く、とくに東部のライン川沿いには、赤い斜面と呼ばれるほど鉄分が豊富なエリアがあります。ここで収穫されるブドウを原料とするリースリングは、ミネラル感が豊かな味わいでよく知られています。

「千の丘がある地域」と呼ばれ、起伏の豊かさが際立つラインヘッセン。農業でも有名で、ブドウ畑や小麦畑を背景に教会や町が点在し、いかにもヨーロッパ的な風景が広がっています。

美しい風土の中で生産されるラインヘッセンのワインは、口当たりのいいまろやかさが特徴。かつては甘口ワインが主流でしたが、21世紀に入ってから辛口ワインの生産が増え、評価も高まっています。

【ファルツ】
ラインヘッセンに次ぎ、ドイツでは第2位のワイン生産量を誇るファルツ。ラインヘッセンの南側に位置し、ドイツの中では温暖な気候です。「土壌の博物館」と呼ばれる大地で、その特性を生かしたワイン造りが行われています。白のリースリングや赤のシュペートブルグンダーが中心。

ファルツは、西側からの冷たい風はプファルツァーヴァルトと呼ばれる森によって回避され、適度な温度の中でブドウは熟していきます。果樹栽培に適した気候の中で育まれるブドウはとてもふくよか。酸味が穏やかで、ワイン初心者にも飲みやすい味わいになっています。

フランスのアルザスと接しているため、ワイン生産の歴史も共有している点が多数。近年は、アルザスに近い辛口ワインも数多く生まれていますが、ファルツらしいしなやかさと繊細さはそのままです。

【バーデン】
ドイツの南西端に位置するバーデンは、ライン川沿いに南北に長く広がる地域。ドイツの他のワイン生産地のどこよりも温暖な気候で知られています。
EUのワイン気候区分では、ドイツで唯一のBゾーン(バーデン以外はもっとも冷涼なAゾーン)。生産されるワインの味も他のドイツワインとは一線を画しており、生産の主流は赤ワインです。
日照時間が長いことが幸いし、赤のシュペートブルグンダーの生産量はドイツで第1位です。樽熟成も用いられる力強い味わいは、国際的にも高く評価されています。

また火山に起源をもつカイザーシュトゥール周辺は、強い火山性の土壌です。シュペートブルグンダーだけではなく、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダーなど、さまざまな品種が栽培されています。いずれもリッチでまろやか、適度なメリハリを持つワインです。

【フランケン】
ドイツ中部のフランケンは、マイン川の中・上流域に位置します。蛇行するマイン川に沿うように広がる地域で、大陸性気候。ブドウ栽培には厳しい環境ですが、逆にその気候が果実のおいしさをギュッと凝縮させます。

栽培されているのは、シルヴァーナー、ミュラートゥルガウ、リースリング、ドミナなど。厚い貝殻石灰岩が土壌の特徴で、ミネラル分が豊かです。

ドイツの他地域と異なり、フランケンでは伝統的に辛口のワインが生産されてきました。白ワインの主要品種はシルヴァーナーで、香草のようなアロマと土の香りが特徴です。またドミナとシュペートブルグンダーをブレンドした赤ワインは、鮮烈なタンニンで多くのファンを持っています。

フランケンのワインのもうひとつの有名な特徴が、ボトルの形です。「ボックスボイテル」と呼ばれるボトルは、ずんぐりと丸く扁平な形をしています。
18世紀に横行した偽物ワインと区別するために生まれたボックスボイテルは、現在もフランケンのワインの品質を保証するシンボルになっています。

ドイツワインの主な品種と特徴

ドイツワインはリースリングだけではありません。
多様な条件を持つ各地域では、どんな品種が栽培されているのでしょうか。
それぞれのワインの特徴とともに解説します。

リースリング

ドイツワインの王様といえばリースリング。15世紀以降、ドイツ各地で栽培されて来た品種です。

リースリングは独特のアロマがあり、木の香りは希薄。そのためステンレスタンクでの醸造が主流です。酸味と甘みのバランスがよいエレガンスなタイプ、極甘口の高級タイプ、どちらにも対応できるのが特徴。

とくにモーゼル渓谷で生産されるリースリングは、ミネラル感とフローラル感が絶妙な唯一無二の美味です。

ミュラートゥルガウ

リースリングに次いで生産量が多い白、ミュラートゥルガウ。早熟であるため、冷涼なドイツの気候にマッチする品種です。気候や土壌への順応性が高く、収量が安定しているのも特徴です。

栽培面積が広いラインヘッセンや、土壌のミネラル感が生きるフランケンのミュラートゥルガウがおすすめ。コスパがよく、親しみやすい白ワインとして、ワイン初心者にもぜひ飲んでほしい1本です。

シルヴァーナー

17世紀からフランケン地方で栽培されている品種です。一時期栽培が容易なミュラートゥルガウに押されがちでしたが、近年の高級ワインブームに乗って栽培が復活。リースリングのような華やかさはなく、柔らかで静謐なイメージのワインです。

青リンゴやハーブの穏やかなアロマを持ち、さまざまな料理と合わせやすいのが特徴。天ぷらや焼き魚など、和食とも合わせやすいワインです。

シュペートブルグンダー

シュペートブルグンダーは、フランスのピノノワールのドイツ名。記録によれば、9世紀にカロリング王朝の王が、ブルゴーニュからドイツにブドウの樹を移して植えたのが起源といわれています。「ブルグンダー」という言葉は「ブルゴーニュの」という意味で、フランス由来の品種であることが名前からもわかります。

ドイツの寒冷な気候では高品質の赤ワインを作るのは難しいといわれてきましたが、近年は技術の向上により、シュペートブルグンダーからドイツを代表する赤ワインが数多く生まれています。

華やかなエレガンスはフランスのピノノワールに勝るとも劣りませんが、価格面でメリットがあるのがうれしいところ。バーデンやファルツで、おいしいシュペートブルグンダーのワインが造られています。

ドルンフェルダー

シュペートブルグンダーに次いで生産量が高い赤ワインが、ドルンフェルダーです。ドイツの気候でもよく熟すことを目的に交配を重ねて改良されたもので、1980年代以降、生産量が増えています。

改良時に色調にまでこだわったこともあり、ドイツワインとしては珍しい深い赤色が魅力的。タンニンも酸味も控えめなため、料理に合わせやすく、ワイン初心者にも飲みやすいワインです。

コスパがよいラインヘッセン産、濃厚なファルツ産など、ドイツ各地のドルンフェルダーを飲み比べてみてください。

ドイツワインのおいしい飲み方

ドイツワインを楽しむには、どんなペアリング例があるでしょうか。
具体的な例をご紹介します。

ドイツワインのペアリング例

ドイツといえばなんといってもリースリング

リースリングは辛口から超甘口まで、さまざまなタイプがあります。
近年注目されている辛口のリースリングは、和食との相性がぴったり。端麗な飲み口が、繊細な和食とよく合うといわれています。

やや甘口のリースリングも、煮物やちらし寿司など、日常的なメニューとペアリングできます。中華料理やブルーチーズも、甘口のリースリングとおいしくいただくことができます。

ミュラートゥルガウは、クリームベースのパスタや白身魚のムニエルと合わせて、また鶏肉の唐揚げや、焼き鳥ともペアリングしてみてください。

ドイツの赤ワインも楽しんでみましょう。
優雅なシュペートブルグンダーは、豚肉料理、キノコ料理、サーモン料理と上手にペアリング。ぶりの照り焼き肉じゃがとも、カジュアルに楽しめます。

楽しむのならこんなドイツワイン

ドイツのワインのことをよく知らない場合、こんなワインがおすすめです。

【ドクター・ローゼン】リースリング トロッケン

200年以上の歴史を持つドクター・ローゼンは、リースリングのカリスマと呼ばれる名ワイナリー。樹齢100年を超えるブドウを数多く所有しており、粘板岩の土壌と相まって、みずみずしく上品な味わいを生み出しています。

白ワインとは思えないほどの長い余韻は優美の極致。カルパッチョやカプレーゼサラダなど、おしゃれなメニューのほか、チキンのソテーなどのカジュアルな一品とも絶妙なペアリングになります。

【ヴィラ・ヴォルフ】シュペートブルグンダー(ピノノワール)

めきめき力をつけてきたドイツのシュペートブルグンダー。その代表格ともいえる1本がこちらです。

ファルツの森に守られて育つブドウを原料に作られる赤ワインは、シルキーでエレガント。ブルゴーニュのピノノワールに比べると親しみやすくチャーミング、軽やかで普通飲みにももってこいの味わいです。

前菜から合わせられる気安さと、メイン料理にも合う気品、双方をもつ1本です。

最後に

冷涼な気候の中で作られるドイツワイン。長いワイン造りの歴史の中で、栽培や醸造方法が発展してきました。
リースリングをはじめ甘いワインの名産地というイメージは近年少しずつ変化しており、辛口や赤ワインの銘酒を数多く生み出しています。

和食にも合わせやすいドイツワイン、歴史と風土から生まれた独自の味わいをぜひ楽しんでください。

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