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ドイツ
Villa Wolf Spätburgunder
2022年 750ml
ドイツ ファルツ地方
シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール) 100%
生産者:ドクター・ローゼン / Dr.Loosen
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):13.0%
ドイツのリースリングを世界に知らしめた、モーゼル地域のカリスマ
ベルンカステルにあるドクター・ローゼン醸造所は200年の歴史を誇る伝統的なワイナリーですが、エルンスト・ローゼン氏が代表になったのは1988年のこと。病気となった父の後を継ぐため、大好きだった考古学の研究を断念。しかし、引き継いだ当時、醸造所は収穫量を重んじる昔ながらの手法を引きずり、ワインの品質は落ち込んでいました。父が完全に醸造所から手を引くことを条件に跡を継ぎ、醸造長のベルンハルト・シュグ氏とともに仕事を根本から見直すことになると、古くからの怠惰なスタッフは全員辞めることに。自根の古木のぶどうにこだわり(中部モーゼルは冷涼で水はけの良い土地柄、フィロキセラが入ってこなかった地域)、ぶどうの収穫量を半分以上に減らし、化学肥料の使用を一切止め、有機肥料を使った最新農法を取り入れ、アナログでありながらも昔ながらの素朴な醸造法を取り戻し、古き良き時代のドイツワインを取り戻すことを目標に、土地の味わいを表現することにこだわりました。
100年を超える自根の樹から生まれるリースリング
フィロキセラが入ってこなかったことから、未だに樹齢100年を超える白根の樹を数多く所有しており、「テロワールを映し出す鏡」と言われる、繊細かつ余韻の長い土地の味わいがよく出たリースリングはまさに芸術品です。
彼はエアデナー・プレラート、エアデナー・トレップヒェン、ウルツィガー・ヴュルツガルテン、ヴェーレナー・ゾンネンウーア、など12ヘクタールの特級畑をモーゼルに所有していますが、これだけでは満足できず、1996年ファルツのヴァッヘンハイム村に11.5ヘクタールの畑を所有する名門J.L.ヴォルフ醸造所を買い上げ、1999年にはアメリカのワシントン州で、この地域最大のシャトー・サント・ミシェル醸造所の経営に参画するようになりました。
いまこそリースリングのルネッサンスが必要
彼がアメリカでのリースリングワイン造りに情熱を注ぐのにはこのような理由があります。
「アメリカですばらしいリースリングワインを造ることが出来たら、アメリカの人々はリースリングの良さを見直し、ファンになってくれると思う。そしていつしかオリジナル=本家本元のドイツ・リースリングにたどり着いてくれると思うんだ。」
彼にとって本家本元、つまり“オリジナル”とはモーゼルで育つリースリングを意味します。
「リースリングには長く培われてきた伝統があったけれども、僕はいまこそリースリングのルネッサンスが必要だと思っている。」
職人気質でありながらもプレゼンテーションも得意なエルンスト・ローゼン氏、世界中を飛び回ってドイツのリースリングの可能性を伝え続けた結果、瞬く間に「テロワールを映し出す鏡のようなワイン」と評され、2001年「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」(ゴー・ミヨ誌/ドイツ)、2005年3月「マン・オブ・ザ・イヤー」(デカンター誌/イギリス)に続いて、9月には「ホワイトワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」(インターナショナル・ワインチャレンジ・2005/ロンドン)に選ばれました。
ドイツワインが世界中で再評価されることになった「リースリング・ルネッサンス」の立役者とも言われ、ドイツのみならず、世界中でもリースリングのカリスマとして称えられています。
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