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お酒のあれこれ

39 青草の香りが魅力!ソーヴィニヨン・ブランの産地別個性と飲み比べの楽しみ(2025.12.5)

ソーヴィニヨン・ブランは、フランス西部が原産地とされる白ブドウです。
フランスのロワール地方のほか、ニュージーランドやカリフォルニアで個性的なソーヴィニヨン・ブランが生まれ、世界的な人気を博すようになりました。
青草の香りと透明感、爽やかさが魅力のソーヴィニヨン・ブランは、産地ごとにまったく異なる表情を見せます。

世界の銘醸地から生まれるソーヴィニヨン・ブランを飲み比べて、魅力を味わいましょう

晴れたブドウ畑の中にソーヴィニヨン・ブランの木製の看板がある画像

ソーヴィニヨン・ブランとは

ソーヴィニヨン・ブランとはどのような品種なのでしょうか。
そして、ソーヴィニヨン・ブランから生まれるワインはどのような味わいを持っているのでしょうか。
ソーヴィニヨン・ブランの特徴を分かりやすく解説します。

特徴

ソーヴィニヨン・ブランは、フランス西部が原産地とされる白ブドウの品種です。フランスのロワール地方がもっとも有名な生産地となっています。

ブドウは、果粒も房も小ぶりで、緑がかった黄色。石灰質の土壌を好み、比較的早熟タイプに属しています。ブドウの成熟度が高くなると、より濃厚な果実味のワインとなります。

アロマが豊かな品種であるため、一般的に樽熟成はあまり行われません。しかしボルドーでは、ソーヴィニヨン・ブランの樽熟成が行われることもあり、長期熟成タイプもあります。

味わい

ソーヴィニヨン・ブランのワインは、透明感や爽やかさを兼ね備えたナチュラルなクール感が特徴です。ライムやレモンなどのかんきつ類の香り、青草やハーブのニュアンスなど、独特のアロマを持っています。シャープな酸味とキレのよい後味もソーヴィニヨン・ブランの魅力です。

栽培される地域の気候やテロワールをストレートに反映するため、世界各地で個性的なソーヴィニヨン・ブランが生産されています。

冷涼地と温暖地の違い

シャルドネと並んで、白ワインの主要品種となっているソーヴィニヨン・ブラン。冷涼地と温暖地では、味わいやアロマも変化します。

一般的に、冷涼地のソーヴィニヨン・ブランは、酸味が強くなる傾向があります。ライム、レモン、メロン、フレッシュなハーブ、時にはピーマンやアスパラガス、イラクサや火打石のようなアロマを醸し出します。

温暖地のソーヴィニヨン・ブランは、甘い果実味が強くなります。パッションフルーツ、桃、ネクタリンのような濃厚なアロマを楽しむことができます。

主な産地

ソーヴィニヨン・ブランの主要な産地は、フランスのロワール地方、ボルドー、ニュージーランド、アメリカのカリフォルニアなどです。特にフランスのロワール地方は、ソーヴィニヨン・ブランの原産地といわれ、生き生きとして鮮烈な白ワインが多数生産されています。

20世紀後半から、カリフォルニアやニュージーランドなどの新世界で生産が盛んになり、世界的な知名度が急上昇。魅力的なアロマと快活な味わいで、人気を博しています。

ソーヴィニヨン・ブランのブドウの房が下がっていて、木漏れ日が洩れている画像

原産地フランスのソーヴィニヨン・ブランを楽しむ

フランスのロワール地方では、白ブドウの主要品種として栽培されているソーヴィニヨン・ブラン。ロワール産とは異なる味わいを持つボルドー産も注目に値します。

フランスで生産されるソーヴィニヨン・ブランの特徴を見ていきましょう。

ロワール産の特徴

ロワール地方はフランス西部に位置しており、比較的冷涼な気候のエリアです。ソーヴィニヨン・ブランが好む石灰質が多い土壌であるため、酸とミネラルが豊富なワインとなります。

特に有名なソーヴィニヨン・ブランの生産地は、サントル・ニヴェルネ地区、トゥーレーヌ地区。サントル・ニヴェルネ地区のサンセールとプイィ・フュメは、ミネラル感が濃いエレガントなソーヴィニヨン・ブランの銘醸地です。

サンセールのソーヴィニヨン・ブランは、かんきつ類やミントのアロマを持つ繊細さが特徴。石灰と泥灰を含む土壌によって、鋭角的で引き締まった味わいを醸し出します。
プイィ・フュメの土壌は、石灰と泥炭に加え、シレックスといわれる物質が含まれています。そのためプイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランはスモーキーなアロマを持っているのが特徴です。

トゥーレーヌ地区の土壌は、石灰質が中心。軽快で親しみやすいソーヴィニヨン・ブランになります。

ロワール産のソーヴィニヨン・ブランの楽しみ方

一般的に、ロワール産のソーヴィニヨン・ブランは酸味が豊かでミネラル感がたっぷり。きりっとした味わいを持っています。

ロワール産のソーヴィニヨン・ブランは、魚のカルパッチョやエビなどを使った魚介のサラダと合わせてみましょう。ハーブや香味をあしらうと、よりソーヴィニヨン・ブランのアロマとマッチします。また野菜との相性も抜群です。青草やアスパラガスのアロマに合わせて、ブロッコリーやアスパラガスのサラダ、蒸し野菜もおすすめ。
ヤギ乳を使ったシェーヴルチーズもおしゃれなペアリングになります。

ボルドー産の特徴

ボルドーといえば赤ワインが有名ですが、ソーヴィニヨン・ブランの白ワインも生産されています。メドック地区の南に位置するグラーヴ地区では、白ワインの生産は赤ワインの4分の1ほどですが、砂と砂れきの土壌から大らかな味わいの白ワインが生まれます。
グラーヴ地区のペサック・レオニャンのソーヴィニヨン・ブランは、樽で発酵し、熟成します。しっかりとした骨格、抜群のバランスのよさがあり、時間の経過とともに複雑さを増す白ワインになります。

ガロンヌ川とドルドーニュ川にはさまれた広大な土地に広がるアントル・ドゥ・メール地区の土壌は、石灰、砂利、泥土などから構成されています。ここで生産されるソーヴィニヨン・ブランは、とてもすっきりしていてフルーティーな辛口。気楽に飲めるカジュアル感が魅力です。

ボルドー産ソーヴィニヨン・ブランの楽しみ方

複雑さとエレガンスが特徴のグラーヴ産のソーヴィニヨン・ブランは、サーモンのグリルやムニエルとピッタリ。カキなどの甲殻類のグリルともおいしくいただくことができます。

カジュアルに楽しめるアントル・ドゥ・メールのソーヴィニヨン・ブランは、生ガキやシーフードサラダでいただきましょう。ヤギ乳のチーズ、白身魚のカルパッチョや天ぷらとも好相性です。

ニュージーランドのブドウ畑の街道に羊が2匹佇んでいる画像

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン

ニュージーランドこそ、ソーヴィニヨン・ブランの世界的ブームをけん引した国です。 ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランにはどんな特徴があるのでしょうか。楽しみ方とともに解説します。

世界的ブームを生んだニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン

ピュアな果実味が特徴のニュージーランドのワイン。以前はリースリングが主要品種でした。
1980年代後半に登場したソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランドのワインの代名詞となり、世界的ブームに火をつけました。従来親しまれてきたヨーロッパ産のソーヴィニヨン・ブランとは一線を画す味わいは、“ソーヴィニヨン・ブランのお手本”と呼ばれるほど高い完成度を誇ります。現在では、ニュージーランドといえば「ソーヴィニヨン・ブラン」がイメージされるほど、世界的なブランドとなりました。

特徴

ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランの特徴は、特有の爽やかな青草やハーブの香りに加えて、トロピカルフルーツのような濃厚な果実味が調和している点にあります。

ニュージーランドの銘醸地マールボロが主な生産地で、この地の全ワイン生産量の80%がソーヴィニヨン・ブランです。
マールボロはニュージーランドでもっとも日照時間が多い土地であり、夜間は非常に冷え込むことから、非常に雄弁なアロマを生み出すといわれています。

しっかりとしたフルーティー感がありながら爽快さもあり、パリッとした酸味によるアクセントが絶妙。世界中で絶賛されるソーヴィニヨン・ブランです。

楽しみ方

個性が強いニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランですが、楽しみ方は多数あります。 レモンを利かせた魚介のカルパッチョ、レモングラスやパクチーが香るエスニック料理、ビネガーをかけたフィッシュ・アンド・チップスもおすすめのペアリングです。

独特の香りを持つギリシャのフェタチーズもぴったり。真夏の午後のアペリティフにぜひ!

机に置かれたソーヴィニヨン・ブランのグラスを上から映した画像

アメリカ・カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブラン

カリフォルニアの太陽を受けて育つソーヴィニヨン・ブランもまた、世界的人気を誇るワインです。
その特徴と楽しみ方を解説します。

カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランの特徴

カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランは、1960年代後半から発展してきました。「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるロバート・モンダヴィが、ロワールのプイィ・フュメから着想を得て、「フュメ・ブラン」というオーク樽熟成のワインを生み出したことに端を発しています。

「フュメ」、すなわち「スモーキー」な風味が特徴のナパ・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブランは、詩的な名前と複雑味のある味わいによってまたたく間にファンを増やしました。熟したフルーツのクリーミーなアロマが感じられるソーヴィニヨン・ブランです。

ナパ・ヴァレーよりも冷涼なソノマのソーヴィニヨン・ブランは、果実味がよりフレッシュで、かんきつ系のフルーツと青草のアロマが際立っています。

楽しみ方

まろやかさのあるカリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランは、楽しみ方も多彩。サーモンやホタテのソテーなど自宅で楽しめる料理のほか、チキンのローストとも合います。

ズッキーニやナス、アスパラガスをオーブンでグリルしたシンプルな一品に合わせたり、ココナッツミルクを使ったまろやかなカレーと合わせたり、カジュアルに楽しめるのが魅力です。

カリフォルニア産のソーヴィニヨン・ブランには、レイク・カウンティ産のようにコストパフォーマンスに優れたタイプがたくさんあります。気軽に飲める1本で、楽しんでみてください。

ソーヴィニヨン・ブラン、おすすめのペアリング

ソーヴィニヨン・ブランは魚介類と相性がよいワインですが、しょうゆ単体との相性がイマイチ。生の魚介と合わせるときは、オリーブオイルやレモン、塩の味つけがおすすめです。

日常的な料理と合わせることも可能。
例えばアサリの白ワイン蒸しや、キュウリのちくわ巻き、ポテトサラダなど、お総菜ともおいしくいただけます。ピーマンの肉詰めは、ポン酢で味付けするとマッチします。
サラダをたっぷり食べたときには、ツナマヨやカリカリベーコンをのせて、オリーブオイルと酢、黒コショウのシンプルな味つけでどうぞ!

最後に

産地別の個性が強いソーヴィニヨン・ブラン。
原産地のフランスのものだけではなく、新世界のソーヴィニヨン・ブランによって、世界的なブームに火がつきました。

魚介類の料理と相性がよく、お総菜とも合わせやすいソーヴィニヨン・ブランは、ワイン初心者にも飲みやすいのが特徴です。
ぜひお好みの1本を見つけて、快活な味わいを堪能してください。

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