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フランス
スパークリングワイン NV年 750ml
ブドウの熟度と質の高さを感じさせるシュナン・ブランならではの重厚感ある味わい
グランメゾンが所有してきた由緒正しきシャトー。重厚感ある上質な味わいはもちろん、法定期間の2倍以上の瓶内熟成24ヶ月の長期熟成とシャンパン並みの高いガス圧により、キメ細やかな泡が長く続くのも魅力のひとつ。
このワインは、瓶内二次発酵のシャンパーニュと同じ製法で造られた『クレマン・ド・ロワール』です。
レモン、洋梨、白桃、黄桃に蜂蜜の甘いイメージ、そしてシュナン・ブランらしい白いお花の芳しいアロマとほんのりクリームっぽい香りが漂います。ファーストタッチから炭酸ガスは非常に元気、そして泡はきめ細かく繊細。まずシンプルにフルーツの甘くリッチな味わいが広がり、その後に適度な酸がフレッシュ感で下支え。分厚い果実味をもったり野暮ったくさせず、非常に心地よいバランスにまとめてくれています。
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フランス ロワール地方
シュナン・ブラン100%
生産者:Chateau de l'Aulee(シャトー・ド・ロレ)
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):12.5%
シャンパーニュ出身の醸造家、マリエル・アンリオン
ロワール左岸、トゥーレーヌ地区、トゥールとシノンのちょうど真ん中に位置するアゼ・ル・リドーは、ロワール河の支流であるアンドル川沿いにあり、2000年以上ものワイン造りの歴史を持つ小さな町である。1856年、ボルドーのネゴシアンであるコルディエ家によりこの地に建造されたシャトー・ド・ロレは、1973年にシャンパーニュのドゥーツの手に渡り、シャトーの修復、畑の整備、シュナン・ブランの改植等が行われ、主にクレマン・ド・ロワールが造られていた。2002年にドゥーツの所有から離れた後もワイン造りは続けられていたが、当時シャトーのワインを試飲したシャンパーニュ出身の醸造家マリエル・アンリオンはこう確信したという。「このテロワールとシュナン・ブランの組み合わせならば、もっと質の高いクレマンを造ることができるはず」ポメリーやボランジェ等シャンパーニュのグランメゾンで経験を積んだマリエルは、アゼ・ル・リドーにシャンパーニュと同じ製法で造られるクレマン・ド・ロワールの可能性を見出した。
2004年に念願かなってシャトーと畑を取得すると、テロワールの表現に重点を置き、ブドウ栽培をリュット・レゾネに変更。化学肥料や化学薬品の使用を抑えるのはもちろん、シレックスが混ざった粘土質土壌からブドウの樹がミネラルをよりよく吸収できるよう、畑を耕して土を柔らかくし、また、芽かきにより収量も制限。ロワール河の影響を受けた温暖な準海洋性気候の下、ブドウが非常に良く熟す土地だが、シュナン・ブランのより純粋な表現にこだわる彼女はドサージュ量を少なくするため、糖度がのったブドウを得るべく周辺の生産者よりも収穫を遅くする等、工夫を凝らしている。
シュナン・ブランの魅力がピュアに表現されたシャープなクレマン
醸造においては、ベースワインの発酵にはステンレスタンクを使用。シュナン・ブランの魅力が詰まったピュアでシャープなクレマンを目指し、SO2の添加量を抑えるためワインと酸素の接触を避けるべく細心の注意を払っており、2008年にセラーを新設したおかげでこれを徹底することが可能となった。また、法定熟成期間の2倍の24ヶ月という熟成により、味わいの複雑さと共に酸化への抵抗力も備わった。マリエルが見込んだシャトー・ド・ロレのクレマンの魅力は何と言っても、ブドウの熟度と質の高さを感じさせるシュナン・ブランならではの重量感と、シレックスのミネラルがもたらすフレッシュさ、ドライなキレ、そしてシャンパーニュ並みのガス圧の高さとキメ細やかな泡の持ちのよさである。初ヴィンテージは2004年とまだ若い生産者だが、畑のポテンシャルと造り手の手腕に疑いの余地はなく、ワシントンポストでは既におすすめスパークリングとして取り上げられている。
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