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ドイツ
辛口
赤ワイン 2019年 750ml
ベッカー醸造所現当主フリッツさんが同じファルツの親友ゲックリンゲン村のトーステン・ドールさんとマイカンマー村のマティアス・スタッヒェルさん2人のブドウを使用して作る、新ブランド。
グランクリュなどの超優良区画を保有しながらも共同組合に卸すしかなかった2人の畑をベッカー醸造所の品質基準を導入しブラッシュアップ。本家ベッカー醸造所のものと全く孫色の無い高品質なブドウが手に入るようになりました。
収穫されたブドウは、破砕から醸造、瓶詰に至るまで全てベッカー醸造所にて行われています。
本家、きつねラベルのベッカーブランドは、とにかく畑の土壌である石灰岩を表現し、ミネラリーで緊張感のある味わいに仕上げているのに対し、うさぎラベルのデアクライネフリッツは「Easy to drink」をコンセプトに造られています。
数年前にリリースしてから、リーズナブルな価格とキャッチーな味わいのおかげで、ドイツ国内で絶大な人気を誇り、なかなか日本にも分けてもらえませんでした。
今回はそれぞれ限定2400本のみの入荷となります。
ドイツ ファルツ
ピノ・ノワール100%
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):13.5%
テイストの特徴:ミディアムボディ
生産地:ファルツ シュヴァイゲン村
主な特級畑:ザンクトパウル カマーベルク
ゴーミヨ誌にて8度にわたる最優秀赤ワイン賞受賞。「世界一エレガントなワインを造る!」をテーマにベッカー醸造所のあるシュヴィゲン村はファルツの最南端。フランスとの国境線に位置するがゆえに、歴史上何度も戦火に見舞われた地域でもあります。
第二次世界大戦後、荒廃して焼け野原になったシュヴァイゲン村の復興を支え、ぶどう栽培農家をまとめ上げて一大協同組合を立ち上げたのが、フリードリッヒ・ベッカー氏の父上でした。
300年にわたり代々ワイン生産を行なっていたが、戦後の荒廃から立ち直る手段としてベッカー氏の父親が協同組合の醸造所を設立。
1973年、周囲の反対を押し切ってベッカー氏が今の醸造所を立ち上げました。
この醸造所の面白いところは、歴史的背景により、所有畑がフランス(アルザス)との国境をまたがっていることです。
戦後の混乱期、1955年の独仏両国の特殊な法律によって、フランス領で栽培されたぶどうを使用してもドイツで醸造すればドイツワインとして販売することが可能になりました。
現当主は息子であるフリードリッヒ・ベッカーJr氏(通称フリッツ氏)。
父の代より引き続き赤ワインはもちろん、白ワインへの注力も行っており、素晴らしくエレガントなワインを造っています。
当初、貴腐ワイン用の甘いぶどうばかり生産していた他の生産者からは「酸っぱくてまずいぶどう」のレッテルを張られ(この時の逸話を童話「ぶどうとキツネ」に重ねて個性的なエチケットが誕生しました)激しい非難を浴びながらも、不断の努力とセンスにより、ドイツのピノ・ノワールのトップに上り詰めました。
そしてゴーミヨ誌にて、前人未到の8度に渡る最優秀赤ワイン賞を受賞、ドイツのみならず、世界に名だたる生産者となりました。
この醸造所のトップキュヴェ「2005 ピノ・ノワール」は、2008年北海道洞爺湖サミットで提供されました。
ベッカーさんの特級畑は100%フランス領に位置します。具体的には「シュヴァイゲナー ゾンネンベルク」という集合畑で、下記畑名としているのは具体的には区画名です。
VDP指定の特級畑表記をするためには区画名を堂々とエチケットに記載できないため、バックラベルにはシュヴァイゲナー ゾンネンベルクとし、表のエチケットには区画名を誤魔化しながら記載しています。
戦前、シュヴァイゲン村周辺はピノ系品種やゲヴュルツトラミナーなどの銘醸でした。その名声を取り戻そうと、石灰岩土壌由来のミネラル分をしっかりと感じる高品質な白ワインを生み出しています。赤ワイン同様、エレガントながらも余韻が細く長く続く、ベッカーさんらしい素晴らしいワインに足上がっています。また、フリッツさんはリースリングにも注力しており、2012年からスタートした新しいリースリングのキュヴェ、ムッシェルカルクはワイン雑誌ヴィノムにて最優秀辛口リースリングにも選ばれています。
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