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ドイツ
Becker Spatburgunder 2020
旨みエレガント
赤ワイン 2020年 750ml
「世界一エレガントなワインを造る!」をテーマにエレガントで洗練された唯一無二のワインを造る、ドイツを代表する話題の生産者、フリードリッヒ・ベッカー氏が造るスタンダードなピノ・ノワールです。
80%を大樽、20%を小樽で熟成。無濾過無清澄。ピノ・ノワールシリーズのベーシッククラス。
ラズベリーやチェリーなどの赤系果実とミネラル感のニュアンスを含んだ香りが立ち上ります。口当たりはやわらかく、余韻にはタンニンもしっかりと感じられる、素晴らしいバランス。甘みを感じるほどリッチな果実味とエレガントなボディ、繊細ながらも長く続く余韻が特徴です。
品質等級:クヴァリテーツヴァイン trocken (辛口)
栓:スクリューキャップ
ギフト可
ドイツ ズードリッヒ ヴァインシュトラーセ / シュヴァイゲン ファルツ
ピノ・ノワール 100%
生産者:フリードリッヒ・ベッカー WEINGUT FRIEDRICH BECKER
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):13.5%
テイストの特徴:旨みエレガント
生産地:ファルツ シュヴァイゲン村
主な特級畑:ザンクトパウル カマーベルク
ゴーミヨ誌にて8度にわたる最優秀赤ワイン賞受賞。「世界一エレガントなワインを造る!」をテーマにベッカー醸造所のあるシュヴィゲン村はファルツの最南端。フランスとの国境線に位置するがゆえに、歴史上何度も戦火に見舞われた地域でもあります。
第二次世界大戦後、荒廃して焼け野原になったシュヴァイゲン村の復興を支え、ぶどう栽培農家をまとめ上げて一大協同組合を立ち上げたのが、フリードリッヒ・ベッカー氏の父上でした。
300年にわたり代々ワイン生産を行なっていたが、戦後の荒廃から立ち直る手段としてベッカー氏の父親が協同組合の醸造所を設立。
1973年、周囲の反対を押し切ってベッカー氏が今の醸造所を立ち上げました。
この醸造所の面白いところは、歴史的背景により、所有畑がフランス(アルザス)との国境をまたがっていることです。
戦後の混乱期、1955年の独仏両国の特殊な法律によって、フランス領で栽培されたぶどうを使用してもドイツで醸造すればドイツワインとして販売することが可能になりました。
現当主は息子であるフリードリッヒ・ベッカーJr氏(通称フリッツ氏)。
父の代より引き続き赤ワインはもちろん、白ワインへの注力も行っており、素晴らしくエレガントなワインを造っています。
当初、貴腐ワイン用の甘いぶどうばかり生産していた他の生産者からは「酸っぱくてまずいぶどう」のレッテルを張られ(この時の逸話を童話「ぶどうとキツネ」に重ねて個性的なエチケットが誕生しました)激しい非難を浴びながらも、不断の努力とセンスにより、ドイツのピノ・ノワールのトップに上り詰めました。
そしてゴーミヨ誌にて、前人未到の8度に渡る最優秀赤ワイン賞を受賞、ドイツのみならず、世界に名だたる生産者となりました。
この醸造所のトップキュヴェ「2005 ピノ・ノワール」は、2008年北海道洞爺湖サミットで提供されました。
ベッカーさんの特級畑は100%フランス領に位置します。具体的には「シュヴァイゲナー ゾンネンベルク」という集合畑で、下記畑名としているのは具体的には区画名です。
VDP指定の特級畑表記をするためには区画名を堂々とエチケットに記載できないため、バックラベルにはシュヴァイゲナー ゾンネンベルクとし、表のエチケットには区画名を誤魔化しながら記載しています。
戦前、シュヴァイゲン村周辺はピノ系品種やゲヴュルツトラミナーなどの銘醸でした。その名声を取り戻そうと、石灰岩土壌由来のミネラル分をしっかりと感じる高品質な白ワインを生み出しています。赤ワイン同様、エレガントながらも余韻が細く長く続く、ベッカーさんらしい素晴らしいワインに足上がっています。また、フリッツさんはリースリングにも注力しており、2012年からスタートした新しいリースリングのキュヴェ、ムッシェルカルクはワイン雑誌ヴィノムにて最優秀辛口リースリングにも選ばれています。
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