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お酒のあれこれ

32 ワインツーリズムを楽しめば日本のワインはさらにおいしい!(2025.9.8)

ワインツーリズムという言葉をよく耳にするようになりました。
簡単にいえば、ワインをキーワードにした旅のことです。
近年は日本でも数多くのワイナリーが、「ワイン×旅」をテーマに活動を展開しています。
日本のワインのおいしさを知るためのワインツーリズムについて、詳しく解説します。

ワインツーリズムとは?誕生と普及まで

ワインツーリズムというコンセプトは、どのように生まれて、どのように広がっていったのでしょうか。
ワインツーリズムの普及の経緯を簡単に解説します。

新世界で誕生したワインツーリズム

「ワインツーリズム」という概念が生まれたのは、ワインの世界では「新世界(ニューワールド)」と呼ばれるアメリカ。アメリカのワインの銘醸地、ナパヴァレーがワインツーリズムの発祥地といわれています。

1960年代後半、カリフォルニアのナパヴァレーには高品質なワインを造るプレミアムワイナリーが次々とオープン。しかし当時のアメリカのワイン業界は、質よりも量を誇る大型サイズのワインが主流でした。ワインの質にこだわる愛好家たちは、ヨーロッパから輸入されたワインを愛好するというのが通常だったのです。

ナパヴァレーのワイン生産者たちは、なんとか自分たちが造る質の良いワインをアメリカ国内に普及したいと試行錯誤。そして誕生したのが、ワインツーリズムだったのです。

ワインツーリズムの発展

それまでのワインの直売所といえば、ワイナリー内に試飲スペースもなく、ただワインを売るだけの場所でした。そこでナパヴァレーのプレミアムワイナリーでは、客を迎え入れるための専任スタッフを置き、ワイン造りのコンセプトから醸造方法、ペアリングまで説明するようになります。

プレミアムワイナリーの訪問客は、ただワインを買ったり試飲をしたりするだけではなく、造り手とコミュケーションをしながら楽しめるようになったのです。

その結果、ナパヴァレーのワインの販売量は飛躍的に増加。ナパヴァレーへの訪問者も急増しました。地域内の主要道路にはワイナリーへの看板が立つようになり、やがてコンサートが開催されたり、醸造家と食事ができたり、幼児向けのスペースが設置されたりと、アミューズメントの場へと変化していきました。

楽しんで知識を得ることができ、さらにおいしいワインや食事ができるワインツーリズム。ナパヴァレー周辺では、典型的な週末の過ごし方のひとつとして普及していきました。レストランや宿泊施設も充実し、ワインを中心にした複合施設として発展を遂げました。

カリフォルニアから始まったワインツーリズムはやがて、オーストラリアやニュージーランド、チリ、南アフリなどにも広がっていきました。

新世界にも普及したワインツーリズム

ワイン生産の老舗ともいえる旧世界はどうだったのでしょうか。

フランスを中心とするヨーロッパのワイン業界は、アメリカのようにワインの質について説明する必要に迫られていませんでした。ワイナリーはあくまでワインを造る場所という固定観念からなかなか抜け出せない状態が続きます。

しかし、ワインツーリズムを知った新世界の観光客が、ヨーロッパのワイナリーにもやってくるようになります。同時期、新世界のワインの質がワイン通たちにも知られるようになり、旧世界と新世界のワインの競合が激しくなりました。

伝統あるワインを守るために、フランスのボルドーやシャンパーニュ、イタリアのトスカーナやスペインのリオハでも、ワインツーリズムのための環境整備が急速に進みました。

現在は、ヨーロッパの美しい風景を楽しめるワインツーリズムが、各地に存在しています。

日本のワインツーリズム

日本のワインツーリズムの現状はどうなっているでしょうか。山梨県や長野県を旅行した人ならば、運転中にワイナリーを見たという人も多いと思います。

ワインツーリズムという言葉はそれほど一般的ではありませんが、ワイナリー巡りは静かなブームになっています。

その理由はいくつかあります。
日本産のワインの品質が向上しワイン愛好家が関心を持つようになったこと、ワインを日常的に愛飲する人が増えて身近なものになったことなどが、ワインツーリズムがブームになっている理由です。

またコロナ禍を経て、大自然の中で楽しめるワインツーリズムは注目を浴びました。
ワイナリー側も訪問者を受け入れる環境が整い、それぞれの特色を打ち出しています。

ワインツーリズムは将来さらに注目される旅行になりそうな勢いです。

地域別、日本のワインツーリズムの楽しみ方

国税庁の報告によれば、現在、日本には400を超えるワイナリーがあります。
ワイナリーの数は、上位3県(山梨県・長野県・北海道)が全体の48%を占めています。
それぞれの県にあるワイナリーには、どんな特徴があるのでしょうか。

・山梨県

日本のワイン業界を先導する山梨県。ワイナリーの数も全国一。90を超えるワイナリーの中には、充実したアクティビティを展開するワインツーリズムがたくさんあります。
山形県は首都圏からのアクセスの良さも魅力的。
とくに有名なワイナリーをご紹介します。

① シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー
メルシャンは日本初のワイナリー「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツに持ち、日本のワインの歴史の黎明期から歴史を牽引してきたブランド。国産ワインの最大手として、多くの役割を果たしてきました。

現在シャトー・メルシャンは、「勝沼」「桔梗ヶ原」「椀子」の3つのワイナリーを展開。 基幹となる「勝沼」、日本のメルローの品質の高さを世界に知らしめた「桔梗ヶ原」、ワインツーリズムの分野で4年連続日本一に輝いた「椀子」と、それぞれの魅力で注目を集めています。

3つのワイナリーの中心となる勝沼ワイナリーは、醸造所やヴィンヤードのほか、ワイン資料館も完備。ワイナリーツアーではセラーやヴィンヤードが見学できるほか、テイスティングコーナーやフレンチのペアリングBOXなど、五感で楽しめるアクティビティを多数そろえています。

甲州をはじめとする日本産のブドウ100%のワインが買えるショップも充実。
ボルドー第2大学醸造学部との共同研究や、国内外のコンクールで数々のメダルを得たメルローの栽培など、日本のワインの発展に大きく寄与したメルシャンの真髄を、このワイナリーで実感してみましょう。

名称シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー
住所〒409-1313
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
Maphttps://maps.app.goo.gl/XQjz9sEBhWwA1wib6
HPhttps://chateaumercian.com/winery/katsunuma/
特徴日本ワインの先駆けとしての歴史が感じられる。セラー、ヴィンヤード、ワイン資料館の見学、テイスティングやペアリングが楽しめる。


② サントリー登美の丘ワイナリー
アルコールブランドとして名を馳せるサントリー。ワインの輸入業者というイメージがありますが、甲府の西北、茅ヶ岳の南に広がる登美の丘ワイナリーでは、海外でメダルを獲得したワインなどの銘酒を生産しています。

サントリーの富岡ワイナリーは1909年にオープン。実に100年以上の歴史を誇ります。 現在は、自社畑と山梨県産のブドウを主力にして、100%国産原料のワインを造っています。 登美の丘ワイナリーは、日本でも有数の日照時間を誇る立地にあるのが特徴。8種類の品種の栽培がおこなわれているブドウ畑を、鑑賞者は自由に散策できます。もちろん、見学ツアーもあります。

甲府盆地と富士山を一望できるビューエリア、ブドウ畑を自由に歩けるファームエリア、ゆっくりと憩えるリラックスエリアに分かれているため、理想的なワインツーリズムを経験できます。

登美の丘ワイナリーで造られるワインは、1960年代から海外のコンクールで受賞するようになった実力派。大自然と歴史に育まれたワインには、日本の風土と技術が結集しています。
名称サントリー登美の丘ワイナリー
住所〒400-0103
山梨県甲斐市大垈(おおぬた)2786
Maphttps://maps.app.goo.gl/oUieAs51S6SqQK5n8
HPhttps://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
特徴甲府盆地を見下ろす丘にあり、畑を自由に散策できる。ゆったりと休めるスペースもあり、100年の歴史と大自然を体感できる。


③ GRACE WINE(中央葡萄酒)
1923年創業のGRACE WINE(中央葡萄酒)は、ワイン評論の大家ジャンシス・ロビンソンやロバート・パーカーJrにも評価されるワイナリー。日本でもトップクラスの品質を誇るワインを生み出しています。世界的な醸造家とのコラボや、国際コンクールでの受賞も多く、今後の発展がさらに楽しみです。

職人気質によって極められたワインが生まれるワイナリーは、蔦に覆われて趣があります。
ブドウ栽培とワイン醸造を経験したスタッフやソムリエによる丁寧な説明を聞くことができるワインツーリズム。少数気鋭のヨーロッパ的なワイナリーの姿を見ることができます。

テイスティングスペースやショップも充実。
団体は受け付けていないためとても静かな雰囲気でワイナリーを見学できます。
名称GRACE WINE(中央葡萄酒)
住所〒409-1315
山梨県甲州市勝沼町等々力173
Maphttps://maps.app.goo.gl/yfu4aMDTt2KdGGTK7
HPhttps://www.grace-wine.com/
特徴世界に認められる日本のワインの代表格。甲州種の品質向上に貢献してきたワイナリーで、静かな雰囲気の中で妥協のないワイン造りに触れることができる。


④ ルミエール
創業は1885年。宮内庁御用達に指定され、明治時代に花崗岩で作られた地下発酵槽が登録文化財に指定されるほどの由緒を誇るルミエール。

ルミエールは日本の自然派ワインの旗頭のひとつであり、ナチュラルなブドウ栽培にこだわるワイナリーです。敷地内にはカベルネソーヴィニヨン、甲州、プチヴェルドなどのブドウ畑が広がり、醸造所、セラー、ショップのほか、地元食材を生かしたレストランがあります。

ワインを存分に楽しみたい訪問者のために、ワイナリー近隣の宿泊施設を紹介してくれるサービスまであり、ワインツーリズムをとことん楽しめます。

時間や年齢に合わせたワイナリーツアーが実施されており、学生も見学が可能。四季とともに移り変わるワイナリーの景色の美しさはフォトジェニックです。
名称ルミエールワイナリー
住所〒405-0052
山梨県笛吹市一宮町南野呂624
Maphttps://maps.app.goo.gl/qSqKeC5m42ZGPV9Q9
HPhttps://www.lumiere.jp/
特徴有形文化財の地下発酵槽や、自然農法にこだわるブドウ畑の見学ができるほか、地元産の食材を使ったレストランがある。学生も見学できるため、家族で訪れることもできます。


・長野県

山梨県に次いで、日本のワインの生産地として知られる長野県。千曲川流域と、桔梗ヶ原を中心とした地域で、数々のワインが造られています。
長野県はまた他県に先駆けて原産地呼称制度を導入したことでも有名。ワイン造りへの厳しい姿勢は、さまざまなワイナリーで感じられます。

① ヴィラデスト・ワイナリー
日本有数の少雨地帯である千曲川バレー。この地の風土を生かし、凝縮感のあるワインを生産しているのがヴィラデスト・ワイナリーです。エッセイストで画家でもある玉村豊男氏がオーナー。ワイナリー内にはアートギャラリーがあり、五感を刺激してくれる要素満載です。

1991年に開園したヴィラデストは、当初は西洋野菜やハーブを栽培する農園でした。開園翌年からメルローやシャルドネなどのブドウを植え、2003年からワイン造りを開始。国内外で受賞歴を重ねるほどのワイナリーへと成長しました。

敷地内にはブドウ畑やガーデン、カフェなどがあり、見学ツアーで製造工程を勉強しつつ、心から憩えます。カフェではワインだけではなく、ワイナリー内で収穫された野菜やハーブを使ったヘルシーメニューで楽しみましょう。
名称ヴィラデスト・ガーデンファーム・ワイナリー
住所〒389-0505
長野県東御市和6027
Maphttps://maps.app.goo.gl/7pQCEQUcY6FgGP2V7
HPhttps://www.villadest.com/
特徴週末は製造過程が見学できるコースがあるほか、ガーデンを眺めながら地産地消のメニューを楽しめる。画家のオーナーの作品を鑑賞できるギャラリーがある。


② マンズワイン小諸ワイナリー
千曲川バレーをワインの銘醸地として知らしめる一翼を担ってきたマンズワイン小諸ワイナリー。マンズワインは勝沼にもワイナリーを構えていますが、小諸ワイナリーはプレミアムワイン造りに特化していることで有名。トップレンジの「ソラリス」は、千曲川中流域で栽培されるブドウを原料に造られています。

ワインツーリズムの観点からも楽しめる要素が多数。樹齢40年を超えるシャルドネが植えられたブドウ畑、ソラリスのヴィンテージものが購入できるショップに加え、約3千坪の日本庭園「万酔園」を鑑賞できます。信州の豊かな自然を模したといわれる庭園には、小諸に暮らした島崎藤村の歌碑もあります。

芸術的に美しい地下セラーは、ワイナリーツアーや特別なイベントの機会に後悔されますのでお見逃しなく!
名称マンズワイン小諸ワイナリー
住所〒384-0043
長野県小諸市諸375
Maphttps://maps.app.goo.gl/PgKb3GxfszSD4YpQ9
HPhttps://mannswines.com/winery/komoro/
特徴プレミアムワイン「ソラリス」の故郷を見学しながら、広大な日本庭園や、小諸眺望百景に選ばれたけやき並木を楽しめる。ワイナリーツアーでは美しい地下セラーの見学も可。


③ サンクゼール・ワイナリー
ワインにそれほど興味がない人や家族連れも楽しめるサンクゼール・ワイナリー。長野市の郊外の小高い丘にある同ワイナリーは、斑尾山などの山々と垣根仕立てのブドウ畑の美しい風景が特徴。ここでウェディングをする人が多いのも納得の情景が広がります。創業者は熱心なクリスチャンであるため、リンゴ畑を抜けた先にはチャペルもあり、まるでおとぎ話の世界です。

上質なワインを造るためのブドウ栽培とともに、健全な食のための農園も持つワイナリー。レストランのメニューの充実ぶりが訪問者を喜ばせてくれます。手ぶらで楽しめるバーベキューは家族連れに大人気。アフタヌーンティーをはじめとするイベントが多彩で、リピーターが多いのも特徴。

ワインに関連するイベントのほか、醸造所を見学できる無料ツアーもあり。
日常から離れた穏やかな1日を過ごせるワイナリーです。
名称サンクゼール・ワイナリー
住所〒389-1201
長野県上水内郡飯綱町芋川1260
Maphttps://maps.app.goo.gl/RWx9UkMfKb1Z1ULs7
HPhttps://www.stcousair.co.jp/valley/wine/tour
特徴周辺の山々、垣根仕立てのブドウ畑などフォトジェニックなポイントが多い。レストランやイベントが充実しているため家族連れで楽しめる。


・北海道

北海道は、山梨県、長野県に次ぐ第3位のワインの生産地です。ヨーロッパのワインの名産地と緯度が近く、冷涼な気候が特徴の北海道。各地のテロワールを活かしたワインは、世界的な評価銘柄も多数あります。

① 十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)
町立のワイナリーとして知られる十勝ワイン。十勝平野を見渡せる清美の丘にあります。正式名称からもわかるように、寒冷地でのブドウの栽培方法や耐寒性に優れた品種の研究など、北海道におけるワイン造りで多大な役割を果たしてきました。またワインツーリズムの元祖とも呼ばれ、その取り組みがNHKの「プロジェクトX」に取り上げられたこともあります。

ヨーロッパのお城のような外観から「ワイン城」と呼ばれる建物がワイナリーのシンボル。年間20万人以上が訪れる十勝ワインでは、ワイン城や工場の見学、歴史や技術の変遷が分かるツアーが目玉になっています。

池田町はかつて、財政再建団体に陥った経緯があります。池田町に心を寄せたドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和さんと池田町のコラボによって、同グループのアーカイブを修めたDCTgarden IKEDAも見学できます。
名称十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)
住所〒083-0002
北海道中川郡池田町清見83
Maphttps://maps.app.goo.gl/AE5ZkwatEkZy7PsD8
HPhttps://www.tokachi-wine.com/
特徴十勝平野に佇むワイン城や、地元食材を使ったレストランがある。寒冷地に強い品種から生まれるワインと地元食のペアリングが人気。見学コースも充実しています。


②オチガビ・ワイナリー
健全なワイン造りをモットーとする北海道余市のオチガビ・ワイナリー。美しいガーデンを眺めながらのワインテイスティングや、本格的フレンチが楽しめるワイナリーです。

写真映えするロケーションのすばらしさでは定評があり、季節が良い時期はヨガなどのイベントも行われています。地方再生とプレミアムワインの生産を両立させた同ワイナリー、創業者のワイン造りへの熱い思いが実践されています。

ヨーロッパのような景色の中で楽しむワインやお食事のおいしさは格別。ワインのオーナー制度もあり、ワイン造りに直接関われるシステムも注目を浴びています。
名称オチガビ・ワイナリー
住所〒046-0012
北海道余市郡余市町山田町635
Maphttps://maps.app.goo.gl/pZdRV9cZ1zTk8Bhg8
HPhttps://www.occigabi.net/
特徴醸造所、ガーデン、風景、美食が楽しめるワイナリー。明確なモットーでワイン造りを進める創業者との対話が楽しめることもある。


・東北

山形県は4番目にワイナリーが多い地域。美しい自然、おいしい水を活用し、ナチュラル志向のワインが数多く生産されています。デラウェアやマスカットベーリーAなど、日本ならワインの質の向上に貢献してきました。

① 高畠ワイナリー
米沢の北にある高畠ワイナリーは、年間30万人が訪れる観光ワイナリー。東北最大のワインツーリズムの中心地です。一般的な観光地のような騒々しさはなく、整然と佇む醸造所やセラーは美の極み。まほろばの里と呼ばれる実り豊かな土地にマッチする施設になっています。

もちろん、本業のワイン生産も一流。ミネラルたっぷりの土壌を活かして、1973年から有機栽培が行われています。質の良いブドウは、山梨大学工学部卒業の技術者によって上質なワインへ。フランス産の樽が並ぶレンガ積みのセラーは必見です。

併設するゴッツォナーレ高畠では、ワインと一緒に軽食を楽しめます。
名称高畠ワイナリー
住所〒999-2176
山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
Maphttps://maps.app.goo.gl/fZxBQS3NBMrwSYQMA
HPhttps://www.takahata-winery.jp/
特徴自社畑、ワイナリーの見学ができ、テイスティングルームも完備。醸造責任者やスタッフによる講座もある。テイスティングとともに軽食が食べられるゴッツォナーレ高畠が併設されている。


②タケダワイナリー
山形県上山市の西側の丘陵に位置するタケダワイナリー。1920年に創業以来、技術や土壌の改良を重ねて、銘酒「キュベ・ヨシコ」をはじめとする銘酒を生産しています。

ブルゴーニュのマコン・ダヴァイエ醸造学校で学んだ女性当主によるワイン造りは哲学的。実践を重んじ、現場で率先してブドウやワインと関わることで信頼を勝ち得て、山形ワインの名手となりました。

ホームページで知ることができるワイナリーの見学や、オーナーによるワイン造りに関する夜の勉強会など、知的好奇心を刺激するイベントが組まれています。雪国のワイン造りの真摯さを感じ取れるワイナリーです。
名称タケダワイナリー
住所〒999-3162
山形県上山市四ツ谷2-6-1
Maphttps://maps.app.goo.gl/F8GJge7qHVcAHLTf7
HPhttps://takeda-wine.co.jp/
特徴ワイナリー見学(要予約)と試飲が楽しめる。ブルゴーニュで上級醸造学を学んだオーナーによる夜の勉強会など、知的なイベントが多い。


・ワイナリー訪問時の注意点

日本各地にあるワイナリー。おいしいワインの魅力に惹かれたら、ぜひワイナリーを訪問し、その現場を見学したいものです。

ワイナリーには訪問客を受け入れる体制が整っているところと、家族単位の経営のため、本業のワイン生産業が多忙で訪問者の対応ができないところがあります。
とくにブドウの収穫やワインの仕込みの時期は、訪問者の受け入れができないワイナリーが多いことを覚えておきましょう。

予約なしの見学ができないところも多いため、事前の情報収集を忘れずに。

さまざまなアクティビティとともにワインを楽しもう

現在日本には400を超えるワイナリーがあります。特別なワインツーリズムが楽しめるワイナリーをご紹介します。

・ワイン畑を馬でお散歩「中伊豆ワイナリー・ヒルズ」

修善寺温泉から車で15分ほどのところにある中伊豆ワイナリー・ヒルズ。ブドウ畑と白亜の洋館がシンボルです。駿河湾の海の幸を味わえるレストランやバーベキューハウスなど、家族でワインツーリズムが楽しめます。

結婚式もできる美しい情景の中を乗馬で散策できるのが同ワイナリーのウリ。雄大なブドウ畑を、馬の背で堪能できます。

名称中伊豆ワイナリー・ヒルズ
住所〒410-2501
静岡県伊豆市下白岩1433-27
Maphttps://maps.app.goo.gl/AYRVzvQjviLKqHLz8
HPhttps://nakaizuwinery.com/
特徴いにしえのシャトーを思わせる洗練された佇まい。レストランの選択肢があり、宿泊施設も完備。10ヘクタールのブドウ畑を乗馬で散策できます。


・ネイチャートレッキングが楽しめる「NIKI Hillsヴィレッジ」

幻想的で神々しい北海道の自然を楽しめるNIKI Hillsヴィレッジ。純粋にワインツーリズムの真髄を楽しみたい人におすすめのワイナリーです。

敷地内にあるホテルからはブドウ畑や星空が眺められる贅沢。洗練を極めたフランス料理は、ヴィレッジの静謐な雰囲気とピッタリです。

敷地内の森を世界的冒険家のガイドでトレッキングするコースも。大自然の中に悠久の時を感じたあとは、森の中でコーヒーのサービスがあります。
名称NIKI Hills ヴィレッジ
住所〒048-2401
北海道余市郡仁木町旭台148-1
Maphttps://maps.app.goo.gl/1VtgdZ5UeX8J9zMe8
HPhttps://nikihills.co.jp/
特徴北海道余市の自然と融合したワイナリー。食とワインの贅沢なペアリングや自然を満喫できるホテルが魅力的。コーヒー付きネイチャートレッキングが大人気です。


・ワイン入門講座を受講できる「大池ワイナリー」

信州山形村にある大池ワイナリー。標高700mの地で作られるワインは、肥沃な土壌をベースに生産されています。おしゃれでかわいいラベルも、大池ワイナリーの人気を支えています。

大池ワイナリーのワインツーリズムは体験型。ブドウ畑やセラーの見学といった定番コースのほかに、ワイン造りのお手伝いの募集もあります。また日本ソムリエ協会のテキストを使ったワイン入門講座も実施されており、次世代を育てる試みが行われています。

ワインだけではなく、ワインの生産に関わりたい人はぜひ!
名称大池ワイナリー
住所〒390-1301
長野県東筑摩郡山形村日向2551-1
Maphttps://maps.app.goo.gl/9Q5REW2tVvPojnvu9
HPhttps://www.taikewine.jp/
特徴長野県の里山地区にありワインテイスティング付きのワイナリー見学ができる。ワイン造りに参加できたり、ワイナリーでワイン入門講座を受講できたりするなど刺激的なイベントが多数あります。


日本のワインが世界で注目される理由とは

日本のワインは、世界中で開催されるコンクールで勝者となることも多い実力派。欧米のワインにひけをとらない質を誇り、世界から注目される存在です。

・欧米の定番ワインとは異なるおいしさ

欧米で日本産のワインの評価が高まっている理由のひとつに、日本の固有種によるワインのおいしさが挙げられます。

日本のワイン生産者たちが数世代をかけて改良を重ねた甲州は代表格。日本の風土が生み出したフレッシュな風味は、世界の人を魅了し始めています。
また軽やかな赤ワインを生み出すマスカットベーリーAも、ユニークな味わいで注目されています。

・技術と職人技を活かしたワイン造り

日本人の国民性ともいってよい勤勉さは、ワイン造りにおける技術を育ててきました。妥協を許さない職人技も、ワイン文化の発展に大きく寄与しています。

こうして生まれる日本ワインは、独特のエレガンスと繊細を兼ね備えています。日本人の真摯な精神性が感じられるワインは、世界でも唯一無二の存在なのです。

・世界中で大ブームとなっている和食との相性が抜群

和食はもはや、一過性のブームではなく世界中で愛される食文化となりました。日本を訪れる外国人観光客によって、和食本来のおいしさが世界中に喧伝されています。

和食と抜群の相性の良さを誇る日本産のワインの需要が高まっているのは、ごく当たり前の現象といえるでしょう。

・国際コンクールでの受賞歴が多数

評価が高いワインといえば、フランスやカリフォルニア産というイメージがあります。しかし日本のワインは、イギリスで開催されるワインコンクール「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード」をはじめ、数々の国際コンクールで入賞歴を誇ります。

コンクールの結果をきっかけに、日本のワインは存在感を高めているのです。

これがおすすめ!日本のワイン

世界から注目される日本のワイン。各地の風土を活かしたおすすめのワインをご紹介します。

・【マンズワイン】ソラリス 千曲川 メルロー

名実ともにマンズワインのトップレンジといわれる「ソラリス 千曲川 メルロー」。千曲川バレーのメルローは現在、世界的な高い評価を得るレベルに達していますが、同ワインが獲得したメダルや賞の数はすでに10を優に超えました。

スモーキーなニュアンス、中盤から感じられる厚み、静かな余韻など、フランスの銘酒と肩を並べる奥の深さを誇ります。メルローの成熟に欠かせない太陽の恩恵を受けた1本、まさに「ソラリス(「太陽の」の意)」の名を体現しています。

日本のワインの歴史を感じる重厚感が、シンプルなボトルからも伝わってきます。
【マンズワイン】ソラリス 千曲川 メルロー

・【宝水ワイナリー】雪の系譜 バッカス

雪の結晶がシンボルマークの宝水ワイナリー。
2004年に設立された若いワイナリーながら、ブレークを予感するワイン通が多かったほど高品質のワインを造り続けてきました。

「雪の系譜 バッカス」は、ワイナリーの敷地のなかでもミネラル成分が豊富な土壌から収穫されたブドウが原材料。繊細なミネラル感、甘いリンゴや梨の風味はとても優しく、北の大地の豊かさを感じさせてくれます。

スタイリッシュなラベルも魅力的で、贈り物にしても喜ばれます。
【宝水ワイナリー】雪の系譜 バッカス

・【勝沼醸造】甲州テロワール・セレクション 祝

地元では「勝醸」の相性で親しまれている勝沼醸造。毎年4,000トンにおよぶ甲州種を強い混む勝沼醸造は、ヨーロッパへの輸出も多いことで有名。祖先は武田勝頼の重臣であっただけあり、品格あるワインの製造元としても知られています。

火山性土壌が特徴の祝地区で栽培されたブドウを使った「甲州テロワール・セレクション 祝」は、シュール・リー製法によるまろやかさが特徴。華やかなアロマはお祝い事にふさわしく、欧州で認められた深い味わいは多くのファンを魅了しています。

ラベルに記された躍動的な「祝」の文字は、ハレの日にピッタリです。
【勝沼醸造】甲州テロワール・セレクション 祝

最後に

ワインを味わうだけではなく、ワインを文化的に娯楽的に楽しめるワインツーリズム。
アメリカで生まれたワインツーリズムは現在、世界中のワイナリーで展開され、ワインファンを喜ばせています。
世界から高く評価されるようになった日本のワインも、ワインツーリズムによってより深く知ることができます。
世界の銘酒に比肩する日本ワインの実力と魅力、ぜひワインツーリズムの旅から実感してみてください。

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