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日本
辛口
白ワイン 2020年 750ml
瓶詰総数が300本未満の小ロット製造の希少ワイン
長野県の北信州須坂市に位置する楠わいなりーが造る白ワイン。【生産者から】
2021年ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランは昨年夏リリースしたのに、なぜ2020年ヴィンテージが後になったのか?
非常に固い味わいで、香りが開くのに時間が掛かったため。抜栓後、日を重ねるごとに美味しくなります。辛いけど、一日一杯で。
日本 長野県 須坂市
ソーヴィニョン・ブラン100%
原産地呼称:GI長野
容器の種類:瓶
ワインの品質は原料のブドウで8割がた決まると考えていますので、何といっても高品質なブドウを収穫しようと考えています。
高品質はブドウとは?「糖度が適当に十分で、熟していて、風味の元となる成分の前駆体がたくさん詰まっていて、酸が適当に十分あって、黒いブドウの場合は、更に十分色がついていて、なんといっても健康で、」と、枚挙がありません。がそういった条件を満たすブドウです。ただ、見かけは良くても、食べて美味しくなかったり、熟していなかったり、というのはワインにした時やはり美味しくありません。ではどうやって高品質な「よいブドウをつくるか」、そのあたりを常に考えています。
良いブドウは、健康的な樹、バランスの良い樹、それと条件のそろった気象条件と環境からできると考えています。それで、それら全てが有機的に結びついて始めて良いブドウが収穫できるといえます。
ブドウの収穫は、十分糖度が上がってしばらく完熟させフレイバーライプネスが実現してから収穫しているように心がけています。
最近は除梗も破砕もせず全房発酵をする人もいるようですが、弊社では基本全部除梗破砕しています。弊社では、あまりタンニンを強くしたくないので除梗を行っています。
発酵は、培養ワイン酵母を使っています。一番の理由は、安定的に発酵を促し汚染臭である硫化水素の発生を防ぐためです。酵母にはキラー性といって、他の酵母の増殖を妨げる働きがありますが、早く同一の酵母が優勢になることで、途中で発酵が止まったり不要な成分の生成を抑えるという考えです。
ワインは、できたて、つまり発酵が終わってプレスした直後はあまり美味しくありません。これが熟成という期間を経て美味しくなってゆくわけです。
できたてのワインは、その成分が一つ一つ単体で存在していると想像してみて下さい。そうするとタンニンは尖って感じますし、ワインはフレッシュ感はあるのですが味のまとまりが無く美味しいとは感じないのです。
それが、その単体が長い時間をかけてお互いにくっついたり(重合)、くっつく際に一部が取れたり(縮合)して新しい成分になっていきます。その新しい成分ができる際に色素を取り込んだりして色が変わったり味が変わったりします。タンニンやポリフェノールの一部が等が新しい形になるわけです。当然その成分の分子量も大きくなりますから、あまりに重くなってワインに溶けきれなくなったものが澱として析出して来たりします。木肌を通して僅かに出入りする空気により微小な酸化も起こります。これらの化学反応や酸化還元反応によりワインは熟成され香りや風味が変化し美味しくなってゆくのです。
弊社では、赤ワインについてはすべてを樽詰めし約1年程熟成させ途中MLFを起こさせます。また、白ワインの一部シャルドネなどは樽熟成させMLFを起こさせます。そうすることでワインの風味がより複雑になり美味しいワインになるからです。
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