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オーストリア
≪Weszeli≫ Gruner Veltliner Langenlois 2022
白ワイン 2022年 750ml
ワイン造りの根底にあるのは、自然なブドウ栽培にサスティナビリティの概念を取り入れた「テラファクトゥム」という独自のコンセプト。
果実の暖かさや濃厚さといったカンプタルの魅力を持ちながら、あくまでもエレガントでピュアな酸とミネラルが光るワインを造る。
栽培:部分的にビオディナミを取り入れている。
閉じたノーズに多くの空気を触れさせると、熟れた赤リンゴのアロマを感じます。
フレッシュなリンゴやレモンの味わい。白コショウ、セージ、シダの香りがエッジを効かせていて、可愛らしい柑橘系の皮を感じさせる心地よい刺激のニュアンスのフィニッシュ。
3つのポイント
グリューナー・ヴェルトリーナーの個性を最大限引き出す土壌という点ではカンプタルの右に出る産地はないと言っても過言ではない。この地区で最も重要なエリアはランゲンロイス村であり、この地にワイナリーを構えるのがヴェスリ。
WA初掲載時に「間違いなくニーダーエスタライヒ州の中で最も上質で興味深いワインの一つであり、熟成のポテンシャルは偉大である」と大絶賛を受ける。
ワインの個性が形成されるのは畑であるため、そこに息づく多様な生物を育み尊重することが品質に直結すると考える。例えば、希少な渡り鳥の一種であるヤツガシラのために巣箱を設置しているが、暖かい気候を好む彼らの習性のため所有畑の中でも急斜面で南向きの石垣で囲われた温暖なシェンケンビヒルを選んでいる。除草剤や化学肥料は1990年から使っておらず、2015年よりオーガニック栽培に転向した。
【Wine Making】
収穫後、全房でプレス。スキンコンタクト後に発酵。澱と共に熟成させ、無清澄で瓶詰め。
醸造・熟成:ステンレスタンクで発酵、澱と共に5ヶ月熟成
カンプタールは、町の中央を流れるカンプ川から命名された産地で、ワイン生産に関してオーストリア最大の町、ランゲンロイスが位置する地域。
栽培面積3600ヘクタールを誇り、傑出して高品質のワインを造る数多くの生産者を擁するカンプタールは、オーストリアで最も成功した産地のひとつで、文化と観光も重要な役割を果しています。
ミディアムボディのクラシックなスタイルと、濃厚で豊満な辛口のレゼルヴェ(リザーブ)スタイルという二つのスタイルのグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングのワインが規定されています。
ギフト可
オーストリア カンプタル(Kamptal)
グリューナー フェルトリーナー100%
生産者:Weszeli(ヴェスリ)醸造責任者:Davis Weszeli & Thomas Ganser
原産地呼称:カンプタール(Kamptal)DAC
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):12%
オーストリアはアルプスのイメージから冷涼な国と思われがちで、実際ブルゴーニュのボーヌからシャンパーニュのランスに相当する北緯47~48度帯にあるものの、16を数えるブドウ産地は温暖な東部に集中している。地形は東に行くほど平原になり、パンノニア平原からの暖気によって気候も暖かい。一方で、ブドウ産地北西のエリアでは冷気が山を越えて降りてくるため、季節間と日中間の寒暖の差がひときわ大きくなる。この北西エリアにおいてオーストリアの神髄ともいえるグリューナー・フェルトリーナ―(以後GV)とリースリングの最高の産地となるのがヴァッハウ、クレムスタル、カンプタルの三つである。この内最も東に位置するカンプタルは、温暖で雨量も若干多く、分厚いロス(黄土)が堆積する比較的肥沃な土壌を持つことから、リースリングと比べて高い温度を好み、渇水を嫌うGVにとってまさに理想の産地と言える。石がちなヴァッハウにみられる強固なタイトさはなく、程よいパワフル感がありながらも染み入る様な旨味・塩味があり、上品な酸とミネラルが織りなす絶妙なコンビネーションが楽しめる。ヴァッハウが世界中の愛好家の舌をうならすオーストリアワインのフロントランナーであることに議論の余地はないが、GVの個性を最大限引き出す土壌という点ではカンプタルの右に出る産地はないと言っても過言ではない。それでいて、ヴァッハウよりもはるかに良心的な値段で入手できるとなれば注目しない理由はない。
この地区で最も重要なエリアはランゲンロイス村であり、この地にワイナリーを構えるのがヴェスリである。建物の起源は1679年まで遡ることができ、代々ソンマリャー家によって引き継がれてきた。当時は農業を営んでいたが1900年代後半にブドウ栽培のみに焦点を絞り、ワイナリーに改築した歴史を持つ。現オーナーであるデイヴィス・ヴェスリはこの地に魅せられた一人で、足しげくカンプタルに通う内にソンマリャー家と知り合い、意気投合。2011年にワイナリーを購入するとともに「ヴェスリ」に改名し、新体制のもとでスタートした。ワイン造りの根底にあるのは、従来よりソンマリャー家が行ってきた自然なブドウ栽培にサスティナビリティの概念を取り入れた「テラファクトゥム」という独自のコンセプト。ワインの個性が形成されるのは畑であるため、そこに息づく多様な生物を育み尊重することが品質に直結すると考える。例えば、希少な渡り鳥の一種であるヤツガシラのために巣箱を設置しているが、暖かい気候を好む彼らの習性のため所有畑の中でも急斜面で南向きの石垣で囲われた温暖なシェンケンビヒルを選んでいる。除草剤や化学肥料は1990年から使っておらず、2015年よりオーガニック栽培に転向、2020年にオーガニック認証取得。清澄の過程で、卵白やゼラチンなど動物性由来の物質を一切使用しないヴィーガン認証も取得している。
現在畑は村の周辺約30haに広がり、GVとリースリングを栽培している。土壌は大部分がロス(黄土)だが、一部角閃岩や石灰岩も見られる。ブドウは全て手で収穫され、空気圧式で全房を丁寧にプレス。その後、温度管理機能付きのステンレスタンクで天然酵母により自然発酵が始まる。熟成は区画ごとに行われステンレスタンクと一部の上級キュヴェには古い大樽も用いる。繊細優美なヴァッハウにはない、果実の暖かさや濃厚さといったカンプタルの魅力を持ちながら、あくまでもエレガントでピュアな酸とミネラルが光るヴェスリのワイン。WA初掲載時に「間違いなくニーダーエステライヒ州の中で最も上質で興味深いワインの一つであり、熟成のポテンシャルは偉大である」と大絶賛を受ける。近年ようやくカンプタルの名は耳にするようになってきものの、まだまだ世界の注目がヴァッハウに集中している中、驚くほどの品質をリーズナブルに楽しめるヴェスリのワインは、まさに今買うべきオーストリアワインである。
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