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アメリカ
Dr. Konstantin Frank Dry Riesling 2021
辛口
白ワイン 2021年 750ml
【Tasting Note】
ライムやミカン、りんごの果実の香り。リースリングらしい華やかかつ重厚な香りに、控えめなクリーミーさも感じ、すっきりしながらも余韻が長く続きます。
ギフト可
アメリカ ニューヨーク フィンガーレイクス
リースリング100%
生産者:ドクター・コンスタンティン・フランク・ヴィニフェラ・ワイン・セラーズ(Dr. Konstantin Frank's Vinifera Wine Cellars)
原産地呼称:A.V.A.フィンガーレイクス
容器の種類:瓶
アルコール度数(%):12.0%
テイストの特徴:フレッシュ&フルーティ
誕生から発展まで、4世代にわたってNYワインを支え続ける大黒柱
寒冷地でのヴィニフェラ種(ヨーロッパ品種)栽培を専門とするコンスタンティン・フランク博士によっ て、1962 年にキューカ湖西岸に設立されたワイナリー。
今のNY ワインの躍進は、彼が 1950 年代末にNY でヴィニフェラの栽培に成功した「ヴィニフェラ革命」から始まったのだ。
ウクライナのドイツ移民一家に生まれたコンスタンティンは、現在 "hilling up" ( ヒリング・アップ) と呼ばれる寒冷地での盛り土の技術を 1929 年に開発し、1930 年代にはブドウ栽培博士号を取得、その後は東欧における寒冷地でのブドウ栽培の第一人者として活躍していた。
しかし第二次世界大戦中のドイツ人追放の難局から逃れるため、妻と 3 人の子どもとスーツケース 1 つで 1944 年にオーストリアに移り住み、その後 、1951年には一家でアメリカに亡命した。
故国では要職についていた52 歳のコンスタンティンは、家族を抱えて無一文、英語もまともに話せない状態で、マンハッタンの皿洗いから人生を再スタートさせたのだった。
コンスタンティンは、1952年に入ってようやくフィンガー・レイクスの農業研究所に職を得ることができ、そこでヴィニフェラ品種の栽培に可能性を見出した。
それまで NYでのヴィニフェラ品種の栽培は、凍害、カビ系の病気、虫害などによって不可能と思われていたが、NYよりも寒さの厳しいウクライナでブドウ栽培を研究していたコンスタンティンには、成功する確信があったのだ。
6,000 パターン以上の台木と補木、そして土壌の組み合わせという気の遠くなるような試行錯誤を繰り返した末、ついに 1950 年後半にヴィニフェラ種の栽培に成功。時を同じくして 1957 年に晴れてアメリカの市民権を取得し、翌1958年にはキューカ湖畔の土地を購入して自らのブドウ畑の栽培に乗り出した。
またコンスタンティンは、この地でのヴィニフェラ品種の栽培に興味を持つ者には惜しみなくその技術と経験を伝えつづけた。
コンスタンティンは当時、フィンガー・レイクスに適したブドウ品種を研究するために、60以上のヴィニフェラ品種を栽培していたが、現在では17品種にまで絞っている。フラッグシップ商品である「Dr.フランク・シリーズ」は、自社畑で栽培されるブドウのみを使用。
しかし自社畑のブドウの樹の多くは 60年代に植樹された樹齢の高いもので、生産量は限定されている。
より多くの層にNY ワインを知ってもらうため、90 年代からは「サーモン・ラン・シリーズ」の展開を始めた。このシリーズのワインには、近隣のブドウ農家で栽培されたブドウも使われているが、そのほとんどはコンスタンティンが直接栽培の手ほどきをした農家で、その関係は40年以上も続く信頼できるパートナーばかりだ。
2代目のウィリーはスパークリング・ワインの生産を始め、3 代目のフレッドは「サーモン・ラン・シリーズ」を生み出した。それぞれの世代でこの地の模範となる商品開発を行い、フィンガー・レイクスのリーダーとして確固たる地位を築いている。ちなみに「サーモン・ラン」の名前の由来は、キューカ湖に生息し、この地の象徴的な存在でもあるサーモン・トラウト(ニジマス)をモチーフにしている。
2015年には、4 代目当主として注目を集めるメーガン・フランクが加入。
メ―ガンはコーネル大学を卒業後、オーストラリアのアデレード大学でワインビジネスの MBA を取得。その後再びコーネル大学大学院に戻り、ブドウ醸造学の修士号を取得。WSET Diploma 資格も持つ、正真正銘のNY ワイン業界のサラブレッドでもある。
これからの時代のワイン消費を担うミレニアル世代の女性の一人として、ワイナリー経営にも手腕を発揮する、今後のNY ワインを背負う成長が楽しみな一人だ。
ブドウ栽培においては、コーネル大学が推奨する”VineBalance(ヴァイン・バランス)" というサステイナブル・プログラムを採用。
特に水質や土壌の健康といったワイナリーの周辺地域全体の自然環境、従業員や地域に住む人々や顧客の健康までも守ることなどを重視し、除草剤の使用や灌漑はせず、なるべく殺虫剤は使わず(必要とあれば有機製剤を使用)、ブドウの搾りかすは堆肥にして畑に戻すなどを行っている。また、ワイナリーで使用する電力は、すべてソーラーパネルで生成している。
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